YUBITOMA vol.1 この指とまれ!株式会社白石 代表取締役社長 白石英夫

Q YUBITOMA Projectとは、どういうプロジェクトですか?

「面白いことを考えている人、この指とまれ」という想いを略してYUBITOMA Projectという、あまりかしこまらないプロジェクトです。
子どもの頃、トンボに対して「この指とまれ」ってやった当時の純粋な気持ちを企業は忘れがちになります。
どうしても手堅い選択をするし、利益を追求したがります。
企業として活動している中で、気持ちがわくわくするような夢を持っている人に対して、「この指とまれ」とするようなプロジェクトを目指しています。

Q このプロジェクトに参加して欲しい人はどういう人ですか?

由にオープンにして、誰でも参加してみてほしいと思っています。

YUBITOMA Projectに参加表明してくれた人の中から色々とコラボレーションができるものが生まれてくる。
我が社と参加者とのコラボレーションだけでなく、参加者同士がネットワークでコラボレーションしてもいい。
例えば今の時代、Facebook上などで参加者同士でネットワークを作り、コラボレーションしていくというのはどうでしょう。
これが今の時代のまさに「この指とまれ」の考え方だと思っています。

Q.社長が考えるコラボレーションとはどういうものですか?

別な目的を設定することはなく、面白そうだなということを発見して、広がっていくことが現代的、未来的な社会構造だと思っています。
YUBITOMA Projectで示している「指」は私の指ということではなくて、みんなの心の指で、とまるべき指も1つではありません。とまる人も心の指を持って、そこから繋がりが生まれ、コラボレーションが発生する。
つまりは面白い語り合いに共感したものがいいものを作り、形となって生まれていくんです。

製造業をやっているけどそれにこだわることはない、ソフトウェアなども1つの形です。
むしろ、人と人が繫がることが大事なこだわる部分です。
今までは企業は利益・技術の追求で動いてきて、人と人が繫がらないような部分があったのが、それが面白いもの、感動するものが生まれてこない理由ではないかと考えています。

芸術家にとっては、模倣をした作品は価値が低い。音楽だってオリジナルのものに価値があります。
誰もやっていないことをやることこそが価値を生み出すということは心に留めておかなくてはなりません。
YUBITOMA Projectにおいて、「コラボレーション」の価値をどう打ち出して統合していくのかが企業の価値になります。
まだ、そこまでの企業に成りきっていないけれど、その志を持ってプロジェクトを運営していきたいなと思っています。

Q いつYUBITOMA Projectをやろうと思ったのですか?

は趣味で絵画や音楽などをやっていますが、芸術分野では人とコラボレーションすることで新たな喜びや発見が生まれます。
また、今まで色々な仕事をやってきて、異業種の人々と一緒に仕事をやったほうがいいものができるという経験がありました。

今回のホームページのリニューアル時に、企業イメージとして何を打ち出せばいいかと考えているうちに、他分野とのコラボレーションの必要性を感じ、YUBITOMA Projectをやってみようという気持ちになり、その企画が今こうして、前に進もうとしています。

Q 今までのコラボレーションの事例などはありますか?

の企業はもともとお客様にこういうものが作れないかといわれて、お客様と共にものを作っている企業です。
金型図面を書いて、金型をつくって、お客様の言われているものを形にし、生産品にを完成させてお客さんに届けるというプロセスで動いている(“製品情報:金型からオーダーする”参照)。
つまりは、お客様から作りたいと言われるものをコラボレーションで作り上げています。
YUBITOMA Projectを毎日、業務で行っていることになります。これが言葉になっただけではないかな。

Q 今後のプロジェクトの方向性をどう考えていますか?

の中には創造性を持っている人がたくさんいるのに、社会として活かされていないと感じています。
海外に行くと創造性を持っている人がベンチャー企業を起こして有名になっている。
資金力がないけどやりたいことは明確にある、そういう創造性のある人と一緒になって、その夢を少しでも推進したいのです。

日本には投資家が少なく、何かあるとベンチャー企業をぎゅーっと握りつぶそうとする。
昔は夢があった人も経営のほうが忙しくなり、本来の実力が出せなくなる。

日本の会社がものづくりをするってことが重要なこと。
どこかで作ってもらうではなくて、ものづくりの楽しさを知って日本の良さを感じてほしい。
そういう何かのきっかけにこのプロジェクトを位置づける事が出来たら嬉しい。

Q YUBITOMA Projectに参加するにはどうしたらいいのでしょうか?

でも文章でもいいので、作りたいものを書いて送ってください。
それをきっかけに会ってみたい、何か面白いコラボレーションができそうだと思えればはじめは1つ1つの対応でやっていきたいと思っています。
この企業の成長の方向性のアウトラインが見えてきている、YUBITOMAからいいアラインス先も見つかればいい。
どうせやるならば夢を持って、面白い事を考えている人と一緒にやったほうが楽しいと思っています。

2013年6月某日 株式会社白石にて

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